【商品開発ストーリー③】ブランド名・デザイン決定
こんにちは、ええエプロンです。
【わたしたちリブランディングチーム】
【 前回のおはなし 】まずは生地を決定するべく、生地問屋さんへ足を運んだ
私たちリブランディングチーム。
手触りや質感、耐久性等を考えてリネン生地を使うことに…
ええエプロンの世界観を象徴する新しいアイテムは リネンを使ったエプロンに決まりました。
生地が決まったら次は、NEWエプロンのデザイン。
サンウェルさんからいただいてきた山盛りのサンプル帳を前に、
ひとつの想いが。
「ええエプロン」は、ショップの名前なので、
これからのオリジナル商品をつくるにあたって独自のネーミングが必要ではないかと…
ええエプロンの中でも代表的な商品、顔になるような、
ファーストラインの様な位置づけの名前がいい。
今回の課題は、【ブランド名決定】&【エプロンデザイン決定】
この重要な2つのテーマをみんなで考えました。
「たいせつにするきもち」を一言であらわすようなネーミング…。
そしてブランド名最終候補に挙がったのは。
『sara non』(サラノン)
・さら=関西弁で新品。新しいものに包まれて、気持ちも新たに。
「さらのんやから大事にしいや!」という、絶対にお母さんから聞いた事ある台詞。
『matou』(マトウ)
・布を一枚まとうような軽やかさ、一枚まとう事によって気持ちが切り替わるように。
この2つで話し合い、
「matou めちゃくちゃいい~!]
「しかし似たようなお名前のエプロン屋さんがあるみたいですよ…!」
「じゃあ纏うから離れないように…matoi(マトイ)はどうかな」
「最高過ぎますね!」
そうして新ブランド名は「matoi」に決定しました。
【惜しくも予選落ち】
『sara pin』(サラピン)
サラノンと同じ理由。
関西弁にこだわり過ぎたため落選。
『you 1262』(ユイイツムニ)
あなたの唯一無二のパートナーになりたい、おそばに置いて欲しいという意味。
説明がまどろっこしい、ブランドタグにした時に数字の羅列はややこしいので落選。(結構自信あったんやけどな…)
そしてお次は大切なエプロンのデザイン。
まず、一枚まとう事によって気分があがる、
おしゃれな見た目である事は大前提です。
首と腰の紐部分はボディ部分とは別色にして…たっぷり生地を使ってお尻もカバー出来た方が良いね。
他社様の人気ナンバーワン商品はもちろん、ハンドメイド作家さんの作品など、エプロンというエプロンを研究しまくります。
研究のベースサンプルとなるエプロンを用意し、どんどん分析&ブラッシュアップして行きます。
どうして人気なのか、どこが欲しいと思われているのか。
エプロンの定番色とは?カラーバリエーションはどのくらい必要か。
ひとつひとつ紐解いて、私たちの答えを出します。
お客様が欲しいと思って下さるものとは私たちの作りたいものとは、
地道にひとつひとつ丁寧に言葉に落とし込んでいく作業が続きます…。
そしてここからはお金の事も考えなければなりません。
コストと販売価格とのバランスを取れるデザインになっているか。
工場での生産か、職人さんに1枚ずつの縫製をお願いするか。
生地・価格・お客様の優先順位は。
見栄えがいいだけの、自己満足の商品になってしまってないか。
株式会社サンウェルの田邊さんが足を運んでくださり、
再度生地について、コストについて丁寧に提案して下さいました。
複数の工場、個人の職人さんとの見積もりを見ながら、
何度も何度も行ったり来たりを繰り返します。
そうしてついにmatoiエプロンのデザインが決定しました…!
縫製は、同じく大阪に工場を構えていらっしゃる
北次株式会社さんにお願いする事にしました。
秋から始まったこのリブランディングですが、気づけばもう冬。
2020年はこれでお終いです。
余談ですが、ロゴが決まった秋あたりからみんな自然に名前で呼び出したんですよね…。
普段クールなたたずまいのやまもとですが、胸が熱くなりました。
本来なら打ち上げと行きたい所ですが、コロナ渦の最中なので忘年会も出来ず…。
それでは良いお年を。
次回はエプロンファーストサンプル到着へ続く。